あけましておめでとうございます。
寅年の幕開けです。
平成22年第一回目の更新は、これしかないでしょう!
タイガーマスク。言わずと知れたKKの代表作です。
虎の穴からのジャンプ、グルグル回るリング、
ヒジを突き上げての走り、スポーツカー急発進など、見どころ満載です。
この作品では、KKがキャラクターデザインも担当しました。
テレビアニメ用に、原作の絵をガラリと変えています。
更に、オープニングアニメーション(以下OP)は、
作画監督、原画、演出、すべてKKの手によるもので、まさに独壇場。
ちなみに、当初、担当の演出家もいたそうですが、
その方のアイデアはほとんど無視したそうです。
KK31歳。若さゆえのやりたい放題!
このOPが、エモーショナルで、いま見ても古さを感じないのは、
当時のおおらかな制作体勢のもと、
KKが思いきり若さをぶつけることが出来たからかもしれません。
テクニックとかセオリーでなく、まだ誰もやっていないこと、
カッコイイと思うことを、若い身体感覚を駆使して大胆にやりきり、
結果、プレイ中(創作中)の高揚感、息づかいが、
フィルムに焼き付けられたのではないでしょうか。
KKは以前、雑誌のインタビューで「俺のアニメはロックだ」と語っていましたが、
タイガーのOPは、まさにロックの演奏を見てるようです。
それも、ロック歌手が若くて生意気な頃の演奏。
荒削りだけど、勢いがあって、強烈なオリジナリティのアピールがあって、
「なあ、どうだい、お前にこの凄さがわかるかい?」と挑発されてるかんじ。
いろんな要素が神懸かり的に合致してできた作品だから、
何度見てもドキドキするのかもしれませんね。
さて、今年は寅年。KKも寅年。としおとこ。
ますます旺盛に制作して傑作を生み出してもらいたいです。
みなさま、今年もよろしくお願いいたします。
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